◇ 何故CUBなのか?
私がカブ、というかバイクに乗ることになったのは大学入学が決まった頃。私には一つ年上の兄がいます。奇しくも、その兄と通う大学が同じになってしまいました。そんな兄は大学まで自転車で通っていました。そんなことは全く気にしていなかった私は、当然の如く通学費の補助はしていただけると思っていたのですが、が!
「兄ちゃんにしてないのにお前にだけは補助できないよ」
と言われたのがキッカケで、安い交通手段を考える事となりました。元々私は人ごみが苦手なので公共交通機関での通学は考えませんでした。つまり、徒歩か自転車かバイクか車。しかし、この選択肢は選択の余地がありませんでした。徒歩で通うと片道何時間かかるか分かりません。自転車ででも1時間くらい。車は維持費を考えたら公共交通機関に匹敵すると予想したからです。ここで、私は原付について調べ何車種か候補を選びました。
・APE50
・スーパーカブ50ストリート仕様
・SmartDio
APEはクラッチ操作が出来る自信がないという理由で、ディオについては私がスクーター嫌いという理由で最終的に除外され、最後まで候補に残ったのがカブでした。ただのスーパーカブにしなかったのは、やはり当時の私は「カブ=オヤジ臭い」という固定概念が払拭しきれずにいたので乗るのに若干の抵抗があったため購入せず、リトルカブは私が乗ったらバイクとの比率があいそうにないだとうと思ったので買いませんでした。そんな2つのマイナスポイントをうまくカバーしていた車両がストリート仕様でした。
・・・そして彼は我が家へやってきました。
西暦2006年4月2日日曜日、北島カブロウ納車。
翌日からいきなり学校まで走ることに。家から学校までの距離15km。時間にしておよそ40分ほどの距離。ウィンカーやシフトチェンジ、フットブレーキなど慣れるまもなくそこそこの距離を走ることになった私たちですが無事に学校へつくことが出来ました。そんな僕らも早いことで、すでに3年目のお付き合いとなりました。
◇ CUBとの付き合い方
先述の通り、私とカブロウは〝通学のために〟出会ったわけです。ちなみに上で触れるの忘れましたが、原付で通う事を決めたのが3月中旬で、原付の免許を取得したのが3月23日、カブ購入の手続きをしたのは3月26日。・・・で、納車が4月2日なので、かなり劇的な出会いをしているわけです(笑)
カブロウと付き合いだしたころは、カブオーナーさんのサイトやブログの巡回などは全くしておらず、将来自分がカブをカスタムするだろうなんて思っておりませんでした。しかも、通学以外に付き合うなんていうことも考えていなかったと思います。
しかし、転機は訪れます。同年10月9日、三崎口ツーリングです。
それまで、ほとんどツーリングなどはしていなかった私が始めてソロツーリングをしたのがこの三崎口ツーリングだと思います。今となっては「すぐそこ」といえる距離になった三崎半島ですが、当時の私にとっては本当に遠く感じる距離でした。しかし、このときに〝走る〟ということが楽しいと感じツーリングを行うようになりました。
そして、劇的に私の人生を変える出会いをします。同年秋、withCub管理人ススムさんとの出会いでした。その頃開催される事になっていた東京堂で行われるカブ祭りに参加しませんか?というススムさんの呼びかけに、私は勇気を出して手を挙げたのでした。そして、同年11月12日・・・満を持してカブ祭りに参加させていただきました。カブ祭りで見たカブに影響を受けてカスタムを始めたのでした。また、このときにお会いした皆様のおかげで今日も私はカブに乗っていると確信しております。あの時、勇気を出して「参加します」と言って本当に良かったと思っています。そのおかげで、カブ乗りの輪が広がって現在に至ります。それが本当に嬉しいことなのです。
そんな経緯があって、私はカブに乗り始めた方に優しい(?)サイトにしたいと思ってカブラボを運営しております。「はじめまして」のカブ乗りさんが近くにいらっしゃったら積極的にお会いしに行ったり、ミーティングを開催したりしていました。が、そのやる気だけが空回りして皆様には多大なご迷惑をおかけしてしまいました。でも、今後もめげずに頑張ろうと思います。宜しくお願いします。
今の私にとってカブって、ただのバイクじゃないんです。人と人をつなぐ大切な相棒。ツーリングや通学で頼りになる相棒。お互い、無言のまま息の合う最高の相棒。褒めても褒めきれないほどですね。本当にカブロウには感謝しています。
私にとってカブは自分であり、人生を変えたモノであり、最高の相棒です。
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